第二回調査

4月某日

 

今回は2回目の調査ということで、投稿・調査依頼のなかからスポットを吟味した結果
「八王子城跡」に白羽の矢がたった。

 現場に着くと、まさかの事態に助手が気付く。

 

「教授、、、まさか、、、、懐中電灯は積みましたよね?

「ん?ないのか。か、神隠しじゃなかろうか」

あきらかに私が忘れたのだが、誤魔化してやった。

 

これでは真っ暗すぎて、写真も撮れない。かろうじて携帯のライトで確認できた看板には

、出没注意・・・)

これは、霊的以上に物的にも恐怖だ。

(家に帰って確認したのだが、ここはナビに指示され向かった場所なのだが陣場山らしく
どうやら八王子城入り口の反対側らしい。)

 

という事で、急遽「津久井湖 三井大橋」付近の調査に切り替わった。

 

 

津久井湖 三井大橋編

現場入りは、八王子城で時間を使ってしまいAM2:15。

津久井湖の噂としては、夜、湖を覗くと引きずり込まれる感覚に襲われる、
雨の日の深夜に女性の霊が現れるといったものだ。

 

この日は小雨が降り、肌寒い。

今回の写真も夜中のせいかあまり良いものは撮れなかった。


?? みいおおはし?
みついおおはし?
どっち?

助 「ここは心霊スポットなんですか?」

助手は車中の興奮とは打って変わり、冷めた感じになっている。

 

私はとりあえず何枚か写真をとり


何故か赤く塗りなおされたという橋



綺麗な橋。ライトアップされ、幻想的だ。


確かに水面には異様な空気なんだが、、、

愛車「シュナイダー」に乗り込み、助手と話をしていた。

 

教 「どうしたものか、、、いるにはいるが、う〜ん」

助 「え、いましたか?」

教 「ん〜。たしか、さっき通ったトンネルはもっと違う感じだったが」

助 「それを早く言ってくださいよ!」

 

私達は明かりのないトンネルに移動した。ここの噂は首無しライダーがでるそうだ。
が、実際、トンネル内はかなり短く、確認することができなかった。

 

教 「やはりここでもないか、、、」

助 「また移動ですか?」

 

助手は明らかに不機嫌な顔になっている。懐中電灯の件がばれたのか?

 

教 「満足できたのか?」

助 「、、、」

 

無理もない、彼はきっと、、、腹が減っていたのだ!

 

 

 



相模湖調査偏

 

私は悩んだが最後に残った選択枝は、私自身、心霊体験をした
「相模湖調査」である。

 

教 「やはり、締めは相模湖ダムだな」

助 「ええ」

 

どうやら助手も少し機嫌を直してきたようだ。

それもそのはず、彼もまた過去に私と一緒に心霊体験をしたその場所だからである。

 

と、その前に

相模湖への道中、偶然発見した謎のトンネルについても触れておこう。


若柳トンネルと書かれてあったが、ここは微かに若いカップルの霊を感じた。

 オートバイに乗っている。

写真はこんな感じである。

この写真、かなりよく撮れたかも、、、
えっへん!


近くにお地蔵様もいた。友へ?不気味だな。

合掌

 

 

目的地、相模湖到着時は3:00を超えてしまった。

助 「なんだ?」

何度も来た事がある場所だけに、その日の異様な雰囲気は助手にも感じられたらしい。

 

ここ、「相模湖ダム」は、夜な夜なハイヒールの女性がうろついているらしい。
が、我々は湖面から男のうめき声と、下半身を確認したことがある。

 

何枚か写真を撮ったのだが







こんなもんでした。が、

私がカメラで必死に撮影していると、向こうから助手が血相変えて走ってきた。

 

教 「一体全体、どうしたのだ」

助 「リアル・・・モゴモゴ」

教 「リアル?」

助 「とにかく、あの先まで来てください」

 

私は遂に女性を発見したのかと思い興奮してしまったが、

次の瞬間、(みなければよかった現実という名の機関銃で心を蜂の巣にされてしまった。

 

教 「あ!あれは、た 確かに」

助 「リアル、リアル電車男です」

 

確かに似ている。ウエストポーチとリュックがきっと通常装備なのだろう。

微かに聞こえる鼻歌は、エヴァの「残酷な天使のテーゼ」だ!

奴は湖面を見ながら、思いに耽っているようだ。

 

教 「真剣に調査しないと、埋めるよ?」

助 「何言ってんスカ!心スポ、相模湖ダムに電車ですよ?」

教 「、、、」

無念、、、

 

 

追伸

今回の調査はハッキリ言って、リアル電車男の発見くらいしか収入はありませんでした。

すみません。

ただ、三井大橋も相模湖もいることにはいるはずです。

それよりも今回は、電車が気になってしまい、、、

 

最後に皆さんに伝えたい!

彼の車から、プッチモニの「ちょこっとラブ」が流れてきた事。

その時、心霊スポットにいるという殺伐した空気が、刹那
親にエロ本が見つかったときの虚しさに近くなる。

 

私は今でも、あの曲が耳から離れない、、、

 

次は真剣に行くよ!!

応援よろしくね!

 

通称 教授より